【新しい制度(愛知県)】
愛知県でも今年度より若年がん患者さんの在宅療養支援制度が始まりました。
対象は0〜40歳未満の方になります。
愛知県の中でも名古屋市は2018年からこの制度を始めて下さっていました。
2017年にくまの間の代表がNPO法人ミーネットの理事長 花井美紀さんのお力を借りて、名古屋市議会議員 西川 ひさし議員に要望させていただき、西川議員が市議会で質問して下さったことで2018年より名古屋市ではこの制度が始まりました。
くまの間の代表は愛知県のがん対策部会の委員を務めさせていただいていることから、同じ愛知県に住んで居ながら、名古屋市に住んでいるか、名古屋市以外に住んでいるかで使える制度に差があるのはおかしいと、毎年がん対策部会の中で訴えさせていただいて来ました。そして一昨年(2021年)、愛知県会議員 犬飼 明佳議員とつながることができ、愛知県でも若年者の在宅療養支援事業の必要性をお話させていただき、同年 大村 秀章県知事に直接要望する機会をいただきました。また今年犬飼県議が県議会で質問して下さったことで、この4月から愛知県でもこの制度をスタートしていただくことができました。
名古屋市ではこれまで0〜20歳未満の患者さんは対象外でしたが、今年度より対象年齢が0〜40歳未満に拡大されました。
この制度が始まったことで、ご家族への負担(経済的負担含む)を考え住み慣れた自宅で最期を迎えることを躊躇していた若年がん患者さんの選択の幅が広がりました。
大村県知事には「若くしてがんになった患者さんが、愛知に生まれて良かったと思える愛知にして欲しい」とお願いしましたが、現時点で愛知県の若年がん患者さんが使える制度が下記のように整いつつあります。
・アピアランスケアに関わる助成制度(若年がん患者さんに限らず全がん患者さん)
・妊孕性温存に関わる助成制度
・在宅療養支援制度
今後も特にAYA世代がん患者さんが暮らしやすい愛知にしていただくため声をあげ続けて行きたいと思います。
なお、声を聞いて、届けてくださる方に声を届けると言うスタンスであり、くまの間として、くまの間の代表として、またくまの代表個人として、特定の政治団体を支持している訳ではありません。
※若年がん患者の在宅支援事業とは?
0歳から40歳未満までのがん患者が対象で、県と市町村が折半して、在宅介護サービスなどにかかる経費の9割を補助する制度で、月額5万4000円を上限に補助を受けることができます。これは、介護保険の使えない年齢のがん患者の訪問介護や訪問入浴介護などの在宅サービス利用料、福祉用具の貸与や購入にかかる費用が対象となります。詳しくはお住まいの市町村にお問い合わせ下さい。
※今年3月、犬飼県議は県議会において小児AYA世代がん患者さんの支援について質問して下さいまし
た。
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犬飼県議の質問 11:30頃から
大村県知事の答弁 34:00頃から
なお、犬飼県議は質問の中でくまの間代表のエピソードにも少し触れて下さっています。
なお、他都道府県でも同様の制度がある場合もあります。愛知県以外にお住まいの方は、お住まいの地域の役所などにお問い合わせ下さい。病院の相談支援センターで相談できる場合もあるのでご確認いただけたら幸いです。